フラグメンテーション| Fragmentation |

ハードディスクの記憶媒体は、ファイルシステムによって論理的なマス目に区切られています。マス目ごとに記憶できるデータ量は決まっていて、記憶すべきデータの総量がそのマス目の容量より大きかった場合、OS はデータをそのマス目の大きさに分割して保存します。

ところが、何度もデータの読み書きを繰り返すと、分割されたデータの保存場所が徐々に物理的に離れた場所に拡散するようになり、ハードディスクそのものの機械的な動力が低下したわけでもないのに、読み書きのスピードが遅くなります。
これを「フラグメンテーション」もしくは「ファイルの断片化」と言います。

Windows には、標準でフラグメンテーション解決のための「デフラグ」が搭載されており、このソフトを起動するとファイルを連続したマス目に保存し、もとの速度で読み書きが出来るようにしてくれます。
MacOS には標準でフラグメンテーション解決のためにソフトは搭載されていませんが、「ノートンユーティリティーズ」の「スピードディスク」などを使えば復旧が行えます。